厚生労働省は3月末、福祉事務所職員の実務マニュアルである「生活保護手帳別冊問答集」の記載を変更する、という通知を新たに出しました。

その内容は、生活保護を申請する人の意向を尊重する方向性を明らかにし、本人が扶養照会を拒む場合には、「扶養義務履行が期待できない場合」に当たる事情がないかを特に丁寧に聞き取る、という運用を求めるものです。

これにより、親族に問い合わせが行くことを拒否したい人は、申請時に「拒否したい」という意思を示し、一人ひとりの親族について「扶養照会をすることが適切ではない」または「扶養が期待できる状態にない」ことを説明すれば、実質的に照会を止められることになりました。

この運用の変更は、完全とはいえませんが、私たちが求める「本人の自己決定権の尊重」に一歩近づいた修正だと言えます。

それでも扶養照会をしようとする福祉事務所職員はいるでしょう。

そこで、つくろい東京ファンドは生活保護問題対策全国会議とともに、扶養照会を回避するためのツールを作成しました。

以下の「扶養照会に関する申出書」と「申出書添付シート」の2枚をプリントアウトし、しっかり記入して、申請時に職員に渡してください。念のため、提出前にコピーをとっておくことをお勧めします。

それでも希望が聞き入れられなかったという方は、すぐに、つくろい東京ファンドまでお知らせください。

<扶養照会に関する申出書>
<扶養照会に関する申出書添付シート>

ぜひご活用ください。