コロナ禍での緊急支援活動を開始して、1年半が経過しました。
残念ながら、国内の貧困をめぐる状況は悪化の一途をたどっています。
つくろい東京ファンドと連携関係にあるNPO法人TENOHASIが東池袋中央公園で定期的に実施している食料支援の場に集まる人の数は増加し続け、9月25日には416人もの方が集まりました。この数字は過去10年間で最多となっており、他地域での炊き出しでも同様の傾向が見られます。
その一方、政治の世界では10月4日に岸田新政権が発足し、10月31日には衆議院総選挙の投開票が行われることになりました。
岸田政権は「新自由主義からの転換」を掲げ、格差・貧困対策を重視する姿勢を示していますが、私たちは「2013年以降、自公政権のもとで引き下げられてきた生活保護基準を元の水準に戻すこと」、「扶養照会の完全撤廃など、生活保護を誰もが困った時に利用しやすい制度へと抜本的に改善していくこと」、「生活保護の手前で住宅を支援する制度(住居確保給付金など)を大幅に拡充すること」等、生活困窮者を支える具体的な対策の拡充とこれまでの誤った政策の見直しを求めています。
皆さまにも、こうした観点から選挙における政策論争に注目をしていただければと願っています。
今年8月初旬~10月初旬の報道とスタッフが書いた記事を以下にまとめましたので、ご参考にしてください(一部に、有料登録をしないと全文が読めない記事もあります)。
引続き、当団体の生活困窮者支援活動、貧困の現場から政治に声を届けていく活動に応援をお願いします。
個室シェルター事業へのご寄付は下記リンク先をご覧ください(クレジットカードとTポイントが使えます)。
コロナ禍で「今夜、行き場のない人」をだれひとり路頭に迷わせないために(つくろい東京ファンド)
【8月3日】人命軽んじる五輪開催に私は怒る 貧困の現場からの訴え:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASP8272DCP81UCFI001.html
【8月4日】『貧困パンデミック 寝ている「公助」を叩き起こす』から見えるコロナ禍の一年半。の巻(雨宮処凛)
【8月5日】厳戒下の祭典で:五輪会場周辺 代々木公園炊き出しに列 「追いやられた」人々 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210804/k00/00m/040/435000c
【8月6日】急増する困窮外国人のいのちを守れ!「本国が保護すべき」という論理を超えて | 情報・知識&オピニオン imidas – イミダス
https://imidas.jp/jijikaitai/F-40-223-21-08-G853
【8月11日】コロナ禍で広がる生活困窮者への支援と、「公助」の提言。『貧困パンデミック』
https://book.asahi.com/jinbun/article/14414381
【8月12日】折々のことば:2113 鷲田清一:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15007766.html
【8月13日】DaiGo氏、殺到する批判に「個人の感想」と反論。支援者は「言語道断」「ヘイトクライムを誘発」と指摘:BuzzFeed News
https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/daigo
【8月13日】DaiGo氏「ホームレスの命どうでもいい」発言 識者「社会壊す」 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210813/k00/00m/040/218000c
【8月17日】「生活困窮者を間接的に死へ…」 差別発言に感じた恐怖:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASP8J639BP8JULZU00B.html
【8月18日】DaiGoへの批判は集団リンチなのか、彼に「いらない」と切り捨てられた人たちの痛み
https://www.jprime.jp/articles/-/21710
【8月20日】コロナ禍の貧困の現場をゆく 稲葉剛さん 池田香代子の世界を変える100人の働き人 51人目
【8月22日】YouTuber差別発言にツイートした厚労省の本気度~「生活保護は権利」発信の意義と限界 – 稲葉剛|論座 – 朝日新聞社の言論サイト
https://webronza.asahi.com/national/articles/2021082100001.html
【8月22日】「離婚した妻と娘に知られたら…」生活保護を受けづらくさせる”扶養照会”という残酷な制度 絶縁した父からの照会で「人生一変」 :プレジデントオンライン
https://president.jp/articles/-/49002
【8月24日】「コロナ禍で変わるデジタル×困窮者支援」BIG ISSUE LIVE #6 – BIG ISSUE ONLINE
https://bigissue-online.jp/archives/1079375535.html
【8月25日】第9回:差別、優生思想に居場所はない!(小林美穂子)
【8月28日】中野区のケースワーカー 1人で330世帯担当 標準(80世帯)の4倍超も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/127320
【9月7日】コロナ禍の「生存」、まるでイス取りゲーム 貧困の現場で見た菅政権:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASP966RWRP95UTFL00C.html
【9月10日】コロナ禍で問われる命の重み 【前編】生活困窮者支援・稲葉剛さんの原点にある体験 – 記事 | NHK ハートネット
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/541/
【9月10日】コロナ禍で問われる命の重み 【後編】生活困窮者支援・小林美穂子さんの原点にある出会い – 記事 | NHK ハートネット
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/542/
【9月14日】いのちと暮らしに無関心だった菅首相 「まずは自助」の弊害 | | 稲葉剛 | 毎日新聞「政治プレミア」
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20210911/pol/00m/010/005000c
【9月16日】東京・中野区区役所の新庁舎から排除される「生活保護課」、差別はこうして作られる
https://www.jprime.jp/articles/-/21966
【9月28日】住まいのない方が発熱またはコロナ感染した場合の対応について、東京都に要望を提出し意見交換を行ないました|北畠拓也 #note
https://note.com/ddsharinnouta/n/n2827a7a83857
【9月28日】「NPOの方が良質の支援ができる」の落とし穴~生活保護ケースワーク外部委託問題から考える – 稲葉剛|論座 – 朝日新聞社の言論サイト
https://webronza.asahi.com/national/articles/2021092600005.html
【9月29日】第10回:中野区生活保護課の庁外移転計画と差別問題について(小林美穂子)
【10月2日】「ステイホーム」できない人はどこへ行けばいいのか? 自宅療養の推進で明らかになった“自宅格差”の実態~『貧困パンデミック 寝ている『公助』を叩き起こす』より #1 #文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/48787
【10月2日】コロナ禍がもたらした“飢餓レベルの貧困”…それでも生活保護を申請しない人々のリアルな“苦悩”とは~『貧困パンデミック 寝ている『公助』を叩き起こす』より #2 #文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/48788
【10月3日】寝ている「公助」起こせるか コロナ禍で問われる政治リーダーの姿勢:朝日新聞デジタル