「りんじんハウス」プロジェクトのクラウドファンディングを開始して、わずか3週間足らずで、目標としていた500万円のご支援をいただくことができました。

このプロジェクトの拡散にご協力いただいた方々、ご支援やコメントをくださった方々、多くの皆さまが、この国ですでにともに生きている「りんじん」に想いを寄せられていることに、私たちもとても勇気づけられています。

皆さまに、感謝と敬意の気持ちを込めて、改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございます!

難民・仮放免者の「ホームレス化」を少しでも防ぎたい!家賃支援を拡充するためにネクストゴールを目指します!

ネクストゴールは800万円
すでにご支援いただいた500万円に加えて、家賃支援費を拡充するためにネクストゴールを設定しました。

多くの難民・仮放免状態にある方々が「ホームレス化」のリスクにさらされていますが、「りんじんハウス」ですべての方に暮らしていただくことは叶いません。

このネクストゴールで、私たちは「りんじんハウス」による住居の提供に加えて実施する予定である、家賃支援を拡充したいと考えています。
皆さまの温かいご支援に背中を押していただきました。

ネクストゴールの達成でできること

つくろい東京ファンドでは、すでに30世帯ほどの難民・仮放免者の方々から相談を受け、衣食住の支援を続けています。新規の相談も相次いでいます。

これらの方々のうち家賃を払えず「ホームレス化」の危機にある方々に10万円(約2か月分)の家賃支援を行なっています。

ネクストゴールが達成できれば、「ホームレス化」の危機にある30世帯ほどの難民・仮放免者の方々が、さらに2か月間、住居を維持することができます。

過酷な状況は続いています

このクラウドファンディングを公開したあとも、難民・仮放免者の方々から次々に相談が寄せられています。

「ホームレス化」してしまい、自ら命を絶とうとした仮放免中の難民の方がいます。
この方は難民申請中に困窮し、家賃や水道光熱費を支払うことができず、1ヶ月以上にわたって路上生活状態にあったそうです。
孤立無援。
周囲からのサポートも、公的な援助もない中でこの方は命を絶とうと自らの身体を傷つけてしまいました。
様々な方の支援もあり、現在はホテルに滞在されています。

着のみ着のままで逃げてきたアフリカ出身の難民の方がいます。
一刻も早く出国するために、最初にビザを取ることができた日本へと来たそうです。
言葉も文化も違う日本であてもなくさまよっていましたが、偶然、アフリカ出身の方と出会ったことで、支援団体につながることができました。
この方は、難民申請を行っているところです。

公的な支援はなく、衣食住へのアクセスから排除され、支援者や支援団体につながることができるかどうかは運次第。
たとえ支援者・支援団体につながることができたとしても、彼女ら彼らが強いられている脆弱な状況は改善こそすれ、解決することは非常に難しいのが現実です。

「ホームレス化」を強いられ、「生きていけない」状況に追い込まれている難民・仮放免者の方が数多くいらっしゃいます。
一人ひとりに、この国にいるさまざまな事情・理由があります。
この国に来ざるを得なかった人。
この国で暮らしていこうと思った人。
すでに、この国で長い時間を過ごしてきた人。
多種多様な一人ひとりの「りんじん」が「生きていけない」状況を強いられています。

制度を改善することが、根本的には求められるでしょう。
一方で、目の前で「ホームレス化」する方を一人でも減らす必要性もまた、明白です。
この両輪を皆さまと一緒に回していきたい。

国籍やルーツ、在留資格の状況や種類に関わらず、「住まいは基本的な人権」です。
足下にすでにある多様さが編み込まれた街へ、もう一歩。

どうか、このプロジェクトを引き続き支えてください!

クラウドファンディングのページは以下からご覧ください。