日頃から、つくろい東京ファンドの生活困窮者支援活動を応援していただき、ありがとうございます。
つくろい東京ファンドは「住まいは基本的人権である」との理念のもと、国籍や在留資格で線引きをせず、住まいを失った生活困窮者への「ハウジングファースト」型の居住支援を進めてきました。
2014年の設立時に7室からスタートした個室シェルター事業は、10年経った現在、都内55室まで拡大しています。
2022年以降は、「りんじんハウス」プロジェクトと題して、個室シェルター事業に加え、公的な支援策から排除されている難民・仮放免者の「ホームレス化」を防ぐための家賃支援も進めています。今年4月2日時点の家賃支援の実績は、計65世帯(22の国・民族出身)。支援総額は約779万円にのぼっています。

「りんじんハウス」プロジェクトの概要は下記の画像をクリックしてご覧ください。

居住支援とともに私たちが力を入れている活動に、「誰も置き去りにしない」社会を実現するためのソーシャルアクションがあります。
ソーシャルアクションとは、支援の現場から見えてきた公的な制度・政策の問題点を可視化し、改善に向けて世論や行政・立法機関などに積極的な働きかけをおこなう活動のことです。

この間は、特に生活に困窮している人々にとって「最後のセーフティネット(安全網)」としての機能を果たすべき生活保護制度の運用に関する問題点(扶養照会問題や桐生市での違法対応・人権侵害)や、その最後の安全網からも排除されている難民・仮放免者の生存権の問題に取り組んできました。

ソーシャルアクションの一環として力を入れているのが、メディアでの発信です。

今年1月下旬~4月下旬に各スタッフが執筆した記事や取材協力をした報道を以下にまとめましたので、ぜひご参照ください(一部に、登録をしないと全文が読めない記事もあります)。

【1月29日】注目の団体 仮放免外国人の生活支援 社団法人 つくろい東京ファンド -毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240129/ddm/010/040/081000c

【1月31日】「所定の申請書でないと受け付けられません」。昭和の水際作戦が生きるまち(小林美穂子) -マガジン9
https://maga9.jp/240131-3/

【2月13日】「家なき人」と一緒に傷つき、怒り、見えてきた日本社会。コロナ禍で困窮した人たちは今 -HUFFPOST
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_65af8883e4b0f55c6e30d1ff

【2月14日】「お金がないこと」を負い目に感じなくていいカフェがある。「やりなおせる社会」にするため。みんなのための“居場所”が教えてくれること -HUFFPOST
https://www.huffingtonpost.jp/entry/cafe-shionomichi_jp_65a0a3a7e4b0fbd2bc0627f4

【2月17日】最初に覚えた日本語は「ダメ」――増える新規難民申請者、追いつかない公的支援(安田菜津紀) | Dialogue for People
https://d4p.world/news/24950/

【2月16日】砂上の安全網 ① これが生活保護の水際作戦…電気も水道も止められているのに「家族で支え合って」と突っぱねた市職員:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/309625

【2月17日】砂上の安全網 ② 「市を訴えるってこと?」・・・福祉課職員に怒鳴られた娘、尊厳否定され死んだ父 生活保護めぐり心に傷:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/30987

【2月18日】砂上の安全網 ③ 生活保護、水際作戦が常態化? 桐生市の「異様さ」がデータで見えた 「最低水準」の背後に何があったのか:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/310053

【2月19日】砂上の安全網 ④ 生活保護の「水際作戦」の背景には偏見 国はマイナンバー並みの熱意で「正しい理解」の普及に努めるべき:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/310183

【2月28日】深刻化するミャンマーの人道危機 日本の役割は「難民の保護・支援」 | | 稲葉剛 | 毎日新聞「政治プレミア」
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20240221/pol/00m/010/013000c

【2月29日】億単位のカネが光と音に化ける…東京都庁プロジェクションマッピング 「都立高ボロボロ」「困窮者支えて」の声も:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/312074

【3月17日】<書評>『家なき人のとなりで見る社会』小林美穂子 著:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/315521

【3月19日】生活困窮者支援 民間団体に「頭を下げる」行政の相談員 | | 稲葉剛 | 毎日新聞「政治プレミア」
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20240318/pol/00m/010/005000c

【3月26日】社説:生活保護が過去最多 社会の安全網、より強固に | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240325/ddm/005/070/009000c

【3月27日】いかなる「違い」をも乗り越えて、ともに音楽を楽しむ吉日(小林美穂子) -マガジン9
https://maga9.jp/240326-5/

【3月31日】「誰も幸せにせぬ」扶養照会 「つくろい東京ファンド」スタッフ 小林美穂子氏 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240331/ddm/013/070/057000c

【4月5日】桐生市の生活保護問題 「福祉事務所へ行くぐらいなら死んだほうが…と思わせる福祉って」 全国調査団が会合:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/319418

【4月5日】桐生市で生活保護費不適切支給 全国調査団が報告 違法性疑われる対応「検証を」|生活ニュースコモンズ

【4月5日】群馬・桐生の生活保護問題 調査団は県にもクギ 監査見直し約束 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20240405/k00/00m/040/211000c

【4月6日】生活保護法改正から10年 「過度な水際作戦」懸念浮き彫り 桐生市の保護費不適切支給問題|生活ニュースコモンズ

【4月6日】「苦しめて本国へ帰るようにしているとしか思えません」…日本政府が「行くあてのない外国人」に行っている対応の「現実」-現代ビジネス
https://gendai.media/articles/-/127116

【4月15日】政治家が隠していた裏金と生活苦の「別世界」 | | 小林美穂子 | 毎日新聞「政治プレミア」
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20240412/pol/00m/010/011000c

【4月17日】生活困窮者支援に尽力 志半ばで死去の仲道宗弘さん 遅咲きの司法書士 桐生・生活保護問題でも奔走:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/321733

【4月17日】福祉行政を「排除ベンチ」へと進化させた桐生市の大罪 | | 稲葉剛 | 毎日新聞「政治プレミア」
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20240414/pol/00m/010/001000c

また昨年末から、YouTubeチャンネルでの動画配信も始めました。現在、1本のショート動画と2本のトークイベント動画をアップしています。よろしければ、チャンネル登録もお願いします。

ぜひ私たちの活動を知っていただき、ご支援、ご協力いただけますと幸いです。

つくろい東京ファンドへのご寄付は、クレジットカード、口座からの自動振替、口座への振り込み等で可能です。
継続的なご寄付によって活動を支えていただく「マンスリーサポーター」も募集しておりますので、ぜひご検討ください。

詳しくは下記の画像をクリックしてください。

食料などの物品のご寄付については下記のページをご覧ください。

【物品寄付のお願い】国籍を問わない困窮者支援活動にご協力ください。
https://tsukuroi.tokyo/2023/12/20/1890/

「セーフティネットのほころびを修繕する」取り組みにご参加いただけるとありがたいです。
ご検討よろしくお願いいたします。